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バンクーバー [canada]


今回は、カナダの玄関口として、そして「世界で一番住みたい町」としても有名なバンクーバーを紹介します。

バンクーバーは、ここを起点にカナダ旅行をした方がおおいと思います。ここをゲートウェイとするのが、カナダ旅行の基本となっているからです。ここからは、美しい景色で有名なビクトリア、スキーで有名なウィスラー、サマーリゾートのケロウナカナディアン・ロッキーのバンフなどへ向かうことが可能です。
よって、実はバンクーバーにはあまり長期に滞在しない人がおおいのですが、この町には魅力的な世界が広がっています。

<バンクーバー国際空港>
世界を旅していると、空港にはいろいろな特色があります。バンクーバー国際空港は、いかにもカナダらしい木で溢れた美しい建物です。標識や案内版などは、非常にわかりやすく、入国審査も簡単です。よって、米国入国と比べると簡単でフレンドリーといった印象です。
バンクーバーからアメリカを経由する場合、アメリカの都市に行く場合は、バンクーバー国際空港で、アメリカ入国手続きを行ってしまいますので、アメリカ国内の都市に行く飛行機は国内線扱いになります。よって、バンクーバー国際空港の出国ゲートには、アメリカ人の入国審査官がいて、入国のスタンプを教えてくれ、アメリカの空港では国内線のゲートに到着してそのまま空港の外に出られます。

<バンクーバーのダウンタウン>
カナダは、どの町も田舎っぽく、のんびりしています。バンクーバーの中心は、イングリッシュ湾に突きだした半島部分にあります。がんばれば歩いて回れる大きさです。ここには、生活に必要な全ての機能が凝縮されています。ショッピング街、モール、レストラン、ホテルなどが乱立しています。カナダ人は、こういう都会が嫌いだそうで、おおくの住人はこのあたりには遊びに来ないそうです。よって、この町にいるのは観光業に携わる人、観光客、都会が好きなカナダ人ということになります。しかし、実は沢山の日本人が住んでいます。町を歩くと、普通に日本語が聞こえてきます。これは、ワーキングホリデー・ビザで入国した若い日本人達です。彼らがバンクーバーで一大コミュニティーを築いているのです。

<観光>
バンクーバーでは、特に観光の目玉はありません。これがこの町のいいところなのです。なんとなく町を歩いてみたり、郊外に足をのばすのがバンクーバー流時間の過ごし方です。
とても美しい景色、素晴らしい大自然を眺めているだけでバンクーバー旅行は十分満足できます。
あえて、観光をするなら、カピラノ・サスペンション・ブリッジという渓谷にかかった揺れる橋、グラウス山にあるゴンドラくらいです。
時間があれば、郊外まで足をのばし、ホエール・ウォッチングやオルカ・ウォッチング、クルージングなどがお勧めです。

<宿泊>
Four Seasons Hotel Vancouver
バンクーバーには、高級なホテルやレストランはそれほどありません。これもカナダ流なのでしょうか。そんな町に唯一と言っていい高級ホテルです。このホテルは、ダウンタウンのパシフィック・センター・モールに直結しており、リッチな旅行をする場合は唯一の選択となります。サービスについては、他のフォー・シーズンズと同じレベルです。

The Fairmont Hotel Vancouver
バンクーバーきっての老舗ホテルです。地元ではとても愛されているようです。青銅の屋根が印象的な建物です。地元の富裕層がパーティを開いたり結婚式を行ったりします。東京で言うところの帝国ホテルのような存在です。

そのほかのホテルは、簡素です。といってもサービスが酷いとか、部屋が汚いといったことはありません。カナダらしい気持ちの良いホテルばかりです。ただ、余計な豪華さは排除されています。

<レストラン>
レストランも豪華さや贅沢さを誇示したところはありません。どの店も簡素で味も満足できますが、凄く美味しいわけではありません。そんな中、このブログを読んでいただいてくださる皆さんにお勧めのレストランをいくつか紹介します。

CINCIN
1154 Robson St. 604.688.7338
バンクーバーでは、一番贅沢なレストランのひとつです。料理はイタリアンですが、いろりろな料理の要素が入っているフージョンっぽさが売りです。味はとても良く、内装も豪華です。日本人がこの店に行っても全く不満はないでしょう。

BLUE WATER Cafe & Raw Bar
1095 Hamilton St. 604.688.8078
イエールタウンの再開発地区にできたシーフード料理店。スノッブな感じの店で、30代から40代に人気です。料理はとても美味しくて満足度も高いです。基本的に米国料理なのですが、何故かバーカウンターに寿司職人がいて寿司も食べられます。これは日本人にとっては興ざめです。この店では是非シーフードをカナダ流で食してください。また、CINCINと同じ経営のためワインが充実しています。

Tojo's
777 West Broadway 604.872.8050
「死ぬまでに行きたいレストラン」という本で紹介されたバンクーバーの日本レストランです。ただ、日本人としては、「そうか?」と思ってしまいます。味付けは全体に甘く、特に評価すべき料理はありません。まあ、バンクーバーに住んでいて、あるいは長期滞在していて日本食が恋しくなった場合は、ここに行くしかないと思います。

La Bretagne The Orijinal Creperie
795 Jervis St. 604.688.5989
店の外観、内装は質素ですが、クレープが絶品のカフェです。クレープと言っても日本で売られている甘いクレープだけでなく、朝食や夕食版クレープがあります。ソーセージやオムレツをくるんだクレープは絶品です。

バンクーバーは、贅沢な旅行をする人にとってはちょっと地味な町ですが、カナダらしい質素な美しさを感じられるところです。是非、他の都市にはない暖かな都会を感じてみてください。


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