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エールフランス ビジネスクラス (2016年版) [airlines and lounge]

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今回は日本とフランス・パリを結ぶエールフランスのビジネスクラスをお伝えします。

東京とパリを結ぶ路線は多く、日系航空会社2社も毎日定期便を運行するドル箱路線です。エールフランスは、成田-パリ・シャルル・ド・ゴール便(毎日運行)と羽田-シャルル・ド・ゴール便(週3便)、関空-シャルル・ド・ゴール便(週6便)を運行しています。所要時間は約12時間30分です。
日に何便もあるパリ路線の中で、敢えてエールフランスを選択する理由は何でしょうか。
今回はエールフランスの魅力に迫ります。

チェックイン
成田空港では第1ターミナル北ウィング、羽田空港では国際ターミナルでチェックインを行います。
日本ではJALのスタッフがチェックイン・カウンターの運営していますので、特に問題なくチェックインできます。安全上の理由によりリチウムイオン電池で作動する機器の預かりができないことに注意してください。
パリのシャルル・ド・ゴール空港では第2ターミナルにエールフランスの搭乗手続きゲートがあります。乗り継ぎの場合は、第2ターミナルの場合、結構歩きますが移動はわかりやすいです。飛行機のマークが2つある乗り継ぎサインに従って歩けば大丈夫です。途中、パスポートコントロールがあります。全てSKY PRIORITYというレーンが用意されています。ビジネスクラス、ファーストクラス、プライオリティ会員はこのレーンを使うと混雑時はスムーズに移動できます。

マイレージ
af3.jpgエールフランスは2005年からKLMと統合しフライングブルーというマイレージシステムを始めました。エールフランス、KLMオランダ航空、ホテルやレンタカーなどの提携社各社を利用すると搭乗ごとにマイルが貯まります。エアフランスはスカイチームに加盟していますので、スカイチーム間でのマイル積算も可能です。日本人にとってスカイチームの航空会社が日系航空会社にはないのでマイルは使いにくいのですが、エールフランスはJALと提携しているので、JALのマイルに積算できます。これは嬉しい特典です。
同様にJALのマイルを使ってエアフランスの特典航空券を取得することも可能です。普段JALに乗っている方で、たまにはエールフランスに乗ってみたい方は積極的に利用すると楽しめます。

ラウンジ
羽田空港ではJALのサクララウンジを利用します。このラウンジではJAL国際線ビジネスクラスの乗客と同等のサービスを受けることができます。新しいこともあり広くてとても充実したラウンジです。自慢のダイニングで搭乗前に食事を済ませることができるほど食事の種類は豊富で美味しいです。あまりの充実度に少しでも長くこのラウンジにいたくなります。
成田空港ではデルタ航空のスカイクラブを使用します。wifiサービス、シャワーなどは揃っていますが、食事類は簡素です。広くて綺麗ですのでゆっくりするには良いラウンジです。
関空ではKIXエアサイドラウンジの利用となります。やはり航空会社が運営するラウンジと比べると見劣りしてしまいます。
シャルル・ド・ゴール空港のエールフランス・ラウンジは大きくて気持ちが良いです。出発便が飛び立つ国際ターミナルの上階にあります。荷物を置いて下の階に買い物に出かけるのも便利です。ショップは夜遅くまで開いていますが羽田便は出発が遅いので早めの買い物をお勧めします。ラウンジにはゆっくりとくつろげるソファ、ビジネス漫画仕事をすることが可能なオフィス風のスペース、テレビを鑑賞するくつろぎスペースなど様々なタイプのシートが用意されています。料理も豊富で、簡単なフレンチやカップヌードルなどもあります。飲料はとりあえず欲しいものは何でもあります。ワイン、スパークリング、ビール。リカー、エスプレッソ、コーラ...このラウンジにいる限り飽きることはないでしょう。

機材
機材はボーイング777の-200、-300ERです。東京-パリ便は全便最新機材導入済みです。関空路線は順次新機材に入れ替え中です。今回は新機材について記します。
シート
クラスはLA PREMIEREというファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4クラスです。
af1.jpg新しくなったビジネスクラスは、白い品のあるデザインです。いかにもフランスらしいセンスに感動します。席はへリンボーン式の変形です。全ての席が斜めに配置されていてプライベート感があります。座ってみると他の席がほぼ見えなくなり個室にいるような気分になります。ベッドはもちろんフルフラットになります。布団は羽根布団で心地よいです。シートサイドに比較的大きなテーブルも用意されていて小物入れまであるので、到着までリラックスして過ごすことができます。
細かなことですが、スマホ、タブレット、パソコンなどがそれぞれ収納できるスペース、各種電源はもちろん、間接照明や鏡が付いているのがフランスっぽいです。女性には喜ばれる気配りです。
アメニティ
幾つかの色のケースが用意されています。ロゴなどはなく普段も使える入れ物です。中身は日系航空会社も勉強して欲しいほどの充実した内容となっています。このアメニティはエールフランスに乗りたくなるファクターになるのではないでしょうか。
機内食
フランスのフラッグシップ・キャリアだけあって、機内食は頑張っています。エールフランスに乗るときのマストアイテムがクロワッサンです。最近では日本にもバターをたっぷり使ったクロワッサンを購入できる店がありますが、機内で美味しいクロワッサンを提供してくれるのはエールフランスだけです。その他の料理も日系航空会社に負けないようにスターシェフを起用して頑張っています。
シートテレビサービス
手元のコントローラーでもタッチでも使える大きなスクリーンと、フランスらしい洗練されたGUIを持ったエンターテイメントシステムは好感を持てます。とても使いやすく情報を引き出すのも簡単です。日系航空会社の機材と比べると日本語化されている番組や映画は少ないですが、12時間過ごすには飽きないボリュームは用意されています。
トイレ
数が少なく狭いです。やはりヨーロッパ系の航空会社はトイレにそれほど重きを置いていないようで、特に問題はありませんが、使いやすくもないです。当然ウォシュレットは付いていません。

トランジット
成田空港羽田空港関空シャルル・ド・ゴール空港どこもトランジットはわかりやすいです。各空港ともにターミナル移動にはかなりの時間を要しますので気をつけて下さい。トランジット便のチケットを購入するときは、多少高くても同じターミナルで移動できる便を選んだほうが便利です。

エアフランスは、外資系航空会社の中でも満足度の高いエアラインだと思います。かつては乗務員の態度が様々んで、中には日本人を差別するような態度をとることもありましたが、現在はそのようなことはなく、とても丁寧な対応となっています。シートも素晴らしく満足度が高いです。JALとの提携があるので、片道JAL、片道エールフランスを利用すると、違った搭乗体験ができ楽しいと思います。

因みに2016年のパリのテロ以後落ち込んだ搭乗率はすでに回復していますので、予約は早めにしたほうがいいでしょう。特に羽田ーパリ便は常に満席状態です。


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