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ラスベガス最新情報 2015 [>las vegas]

lv001.jpg2014年末~2015年前半のラスベガスについてご紹介します。ラスベガスはアメリカ西部にあるカジノとショーの街です。
行く度に大きな変化がありワクワクさせる街は、このラスベガスの他にないと思います。ここ1年でラスベガスは大きな変貌を遂げました。ホテルのリニューアルは数知れず、ショーも人気がないものは打ち切られ、新しくなっています。
今回は2014年に新しく変化したオープンしたホテルやショーなどを中心にお伝えします。特に日本人観光客がちょっと贅沢に楽しめる情報もお知らせします。

以前の情報はこちらをご覧下さい。
シティセンター 2010年 
ラスベガス情報 2009年
ラスベガス情報 2006年

話題のスポット
リンク
ラスベガスの中心はストリップト呼ばれる大通りです。ストリップ沿いにあるフラミンゴ・ホテルとクワッド・ホテル(かつてのインペリアル・パレス)の隙間にできた新しい歓楽街がリンクです。サンフランシスコのギラデリ・チョコレートなどいくつかの飲食店が入居するオープンテラスのショッピング・アーケードといった感じです。規模はさほど大きくなく、今まであった道路を装飾し直した感じです。
ここの目玉はアーケード奥に登場した巨大な観覧車"ハイ・ローラー"です。現時点で世界最大の観覧車だそうで、近づくとその巨大さに驚かされます。ただ、ラスベガスの場合、周りの建物も大きいのでそれほどの大きさには見えません。ロンドンの町中にある観覧車ロンドン・アイのほうが大きく感じてしまいます。目の錯覚ですが、世界一の観覧車は乗る価値があると思います。しかしひとつのカプセルに10人以上が乗れるのでカップル2人でのんびりというわけにはいかないようです。
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ダウンタウン
なかなか観光客が足を運ばないダウンタウンのフリーモント・ストリートですが、ここにジップライン"スロットジラ"が登場しました。ストリートに張られたワイヤーにぶら下がり、まるで空を飛んでいるように進むアトラクションです。
DSC03712.JPGこれができたことで、フリーモント・ストリートは、かなり混沌としてしまいました。天井には、映像を映し出すフリーモント・エクスペリエンスがあります。この既存の施設と目線にジップラインがあります。夜は両方が営業するので道を歩く観光客はなにがなんだかわかりません。
このあたりは、やはり大資本のラスベガス・ストリップのようなセンスはなく田舎のなんでも盛り込み祭りに成り下がってしましました。
集客を見込んで投資をしていますが、結局は客離れを促進しているような場所です。

エシュロン・プレイス
以前お伝えしたスターダスト・ホテル跡地の再開発プロジェクトは、完全に停止状態です。ここにオープン予定だったデラーノ・ホテルは、マンダレイ・ベイの新館であるThe Hotelを改装し2014年10月にオープンしてしまいました。
現在は基礎工事が終わったところで止まっていますが、今後この場所がどうなるのかは未定のようです。

ショー
10年ほど前からラスベガスではすっかり定着したシルク・ドゥ・ソレイユのショー。日本で見られるテントでのサーカス・タイプではなく、莫大な資金を投資した常設の劇場で行うショーは世界的に人気があります。シルク・ドゥ・ソレイユの常設ショーを見たいためにわざわざラスベガスを訪れる観光客も多く見かけます。
現在、シルク・ドゥ・ソレイユはラスベガスで8つのショーを運営しています。即ちマンダレイ・ベイ・リゾートの「マイケル・ジャクソン ONE」、アリア・リゾートの「Zarkana」、ミラージュの「ビートルズのLOVE」、ルクソール・ホテルの「クリス・エンジェル Believe」、MGMグランドの「KA 」、ニューヨーク・ニューヨーク・ホテルの「Zumanity」、ベラッジオの「O」、トレジャー・アイランドの「Myster」です。どれも個性があって楽しめるので是非全てをご覧頂きたいのですが、今回は新しい2つのショーをお伝えします。

「Zarkana」
DSC03555.JPGシルク・ドゥ・ソレイユの中では最新の常設ショーです。日本語では”ザーカナ”と表記するようです。場所はシティ・センターのホテルAriaにある劇場です。以前はここで「ViVa !Elvis !」という演目が上演されていましたが、人気が無かったようで打ち切られてしまいました。ショーの名前は造語だそうで「Bizarre(奇妙な、変わった)」と「Arcana(神秘的な、不思議な)」という2つの単語を掛け合わせたそうです。実はこのショーは元々サーカス形式のツアー・ショーだったそうです。日本にも来るシルク・ドゥ・ソレイユの移動式テントでのショーでした。移動式のショーをそのまま常設のショーにするほどシルク・ドゥ・ソレイユはいい加減ではありません。舞台装置をデザインし直し素晴らしい演出と照明で新しく作り直しています。
内容は、シルク・ドゥ・ソレイユの別のショーで見たことのある演目がおおいです。ただ、オープニングからエンディングに至るストーリーや演出は見るべき素晴らしいものです。
特筆すべきは、このショー、写真撮影がOKなのです。期間限定かも知れませんが、フラッシュを消していればいつでも撮影できます。ただ、カメラを持っていても、いつの間にかショーに没頭してしまうのでシャッターを切っているのは初めの15分くらいで観客は途中からカメラを置いて舞台に見入ってしまいます。

シンプルでシルク・ドゥ・ソレイユの原点に戻ったようなショーですが、見応えは十分です。ラスベガスに行ってシルク・ドゥ・ソレイユを複数見ようと考えている方には、まず初めにご覧頂くのが良いと思いました。

チケットはシルク・ドゥ・ソレイユのネットで直接購入できます。価格は$69~$180(税、サービス料別)ですが、良い席は$180です。折角行くのですから是非良い席で見て下さい。購入時にどの席にするか選べますので早めの予約をお勧めします。

「KA」
2004年からMGMグランドで始まった常設のショーです。セットデザインが素晴らしく可動式の巨大な舞台が見せる戦いのシーンは絶対に見るべき素晴らしいものでした。しかし2013年7月に事故が起きてしまいます。その後、演目自体が休演となっていたのですが、現在は復活しています。
大変残念なのはショー自体が大幅に変更されてしまい、事故以前のクオリティではない点です。事故があったのは残念ですが、我々は普段見ることの出来ないパフォーマンスを期待して高額の料金を支払っています。しかし現在の「KA」は、より安全な演目だけ残し、このショーの目玉であった垂直になった舞台での戦いがキャンセルされてしまいました。さらに残念なのは、戦いを映像で見せるというなんとも手抜きな演出をしています。観客は「えっ・・・」と驚きます。延々と過去の映像を上映するのです。
メイン・イベントを行わず過去の映像をお楽しみ下さいという手法には呆れかえってしまいます。料金が安いのであれば我慢しますが、料金は据え置きです。
「KA」はもともと素晴らしいショーでしたが、あの演出が復活するまでは料金に見合うものではありませんので、他のショーを見ることをお勧めします。
>KAの演出は、オリジナルに戻りました。安心してお楽しみいただけます。

ホテル
行く度に新しいホテルがオープンしているこの町で今話題となっているのは以下のホテルです。
SLSホテル
lv003.jpgウェスティンやセント・レジスを運営するスターウッド・グループが高収入の若者向けに展開するブランドがSLSホテルです。既にロサンゼルス、マイアミ、ニューヨークで展開していて、どこのホテルも予約が取れないほどの人気となっています。このホテルのマネージメントを行っているのがSBEという会社で主にクラブを手がけて急成長をしました。ラスベガスではベラッジオ内のクラブを手がけています。当然ホテルの内装はクラブっぽくて派手で音楽が流れ芳香剤の強い香りが充満しています。
このSLSがラスベガスにオープンしました。といっても新しくビルを建てたわけではなく、かつてあったサハラ・ホテルをリニューアルしてのスタートです。SLSに行くとサハラ・ホテルを知っている方にとっては驚きの光景が飛び込んできます。確かにサハラの建物を改造しているのですが、サハラのイメージは全くなく真新しいホテルが建っているのです。
内装もセンスが良く若い客にはたまらないでしょう。ただ部屋はサハラのサイズと変わらないので、ストリップにある他の豪華ホテルより狭い感じがします。
レストランは他のSLSホテルにも入っている名店が、ちゃんと出店しています。ただ日本人にとってはそれほど美味しいわけではありませんので、無理して行く必要は無いと思います。同様に話題のブュッフェも味はかなり厳しいです。
SLSホテルはクラブ好きの30代のカップル向けです。そのほかの方は別のホテルをおすすめします。

Cosmopolitan
DSC03752.JPGベラッジオとシティ・センターの隙間にできたホテルです。ここにホテルが建つスペースがあったんだと思いましたが、行ってみるとかなり大きなホテルです。
このホテルは内装全体がちょっと若者向けでSLSホテルとターゲット層が似ています。ただ、ロビー周りなどはこじんまりしていて好感が持てます。ロビーは柱が全てLEDパネルで覆われていて、いろいろな表情を見せます。昼間はライブラリーのような本棚が映し出されていて美しいです。今後は、様々な表情を見せてくれるのだと思います。
部屋はベラッジオ側に泊まるとベランダから噴水ショーがよく見えます。このホテルを予約する際は、ベラッジオ側がお勧めです。
コスモポリタンは、オープン時にストリップに面したプールが話題でした。しかし実際に行ってみると、ストリップ側は壁がありよく見えません。そして面積も広いのですが、テラスなどが張り出していて視界が開けずがっかりします。このプールに行くのでしたら、ベラッジオやマンダレイ・ベイのプールの方が開放感がありお勧めです。

Delano
lv005.jpgマンダレイ・ベイの新館として人気のあったThe Hotelですが、豪華な内装のホテルが増え、場所的に不利となっていました。そこでフロリダで人気のデラーノと提携し2014年秋にリニューアルオープンしました。タワーの上にあった」The HOLTELというロゴは取り替えられDELANOという文字に変わりました。内装もアップデートされより洗練されたものになりました。
マンダレイ・ベイはこれまでも上層部にフォー・シーズンズがあったので、同じ敷地に3つのホテルが混在することになります。しかし入り口はそれぞれ別なのでホテル毎のサービスやイメージは保たれつつ、カジノやレストランなどは共有でき、効率の良いホテルとなりました。

日々、変化を遂げるラス・ベガス。しばらくは大規模開発は予定されていませんが、今後ストリップの南にさらに大きな観覧車が建築中だったり、ニューヨーク・ニューヨーク裏にラスベガス・アリーナが完成したりと細かく変化が続きます。
かつての怪しいカジノの街というイメージは払拭され、新しいエンターテイメント・シティとして進化するこの町が楽しみです。
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コメント 3

YAP

もう5年以上ラスベガスには行っていません。
ずいぶん変わったんでしょうね。
この記事を見ますと、少し迷走している部分もあるようですね。
by YAP (2014-12-09 07:55) 

One-for-you

こ子は、ギャンブルしない人も楽しめる
街です
by One-for-you (2014-12-21 23:03) 

One-for-you

かね?
30年以上前ですが、世界一大きいスロットマシンで
1ドルcoinが20ドルになりました

by One-for-you (2014-12-21 23:07) 

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